簡単にんじんポタージュの作り方、離乳食から大人まで
離乳食を作るのって、大変ですよね。ほんの少ししか作らないのに、洗い物は出るし、時間もかかるし…! しかも、せっかく作った離乳食を、あんまり食べずに「プイッ」とされたり(笑)
そんな時期を思い出して、大人がおいしく食べられて、離乳食にもなるポタージュを作ってみました。今回はにんじんで作りましたが、かぼちゃやカブなどでもOK!
「うま味」と「とろみ」を、カンパーニュでつけてしまう、合理的レシピです!
カンパーニュは、ぜひ「自家培養発酵種」を使った、伝統製法のものを!
「うま味」が断然、違います。そして、無添加です。
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目次
材料3つだけ!大人がおいしく食べられて、離乳食にもなるにんじんポタージュの作り方
材料は、たったの3つ! うま味たっぷりのカンパーニュを使うことで、だしいらず&とろみも簡単につけられます。
材料は、にんじん、玉ねぎ、カンパーニュ
お料理を作るとき、一番大切なのは食材の質。たとえば、スーパーマーケットで流通するにんじんは、一気に大量に洗っても割れないような、固めの種類が選ばれているそう。子どもが嫌うのにも、理由があるのです。
わが家の場合は、なるべく自家菜園、なければ知り合いの農薬を使わない農家さん、それでも手に入らなければ地元の直売所、そしてスーパーマーケットというランク付けを勝手に(笑) しています。写真は自家菜園のにんじんと玉ねぎ。
材料は、種類よりも質で選びたい
3つめの素材は、ハルのカンパーニュ。100%、地元長野県の粉を使っています。そのうち50%は、上田市の隣、青木村の自然栽培小麦。自然栽培とは、無農薬・無肥料ということ。雑草との戦いに勝ち、肥料の力も借りずに育った、生命力あふれる小麦です。
野菜も小麦も、素材さえ良いものを選べば、味付けに凝ったり、何種類もの素材を合わせたり、濃い味をつける必要もありません。あとは塩とか味噌とかオイルとか(それぞれこれらも上質なものを!)、最低限の調味料でOK。
簡単にんじんポタージュの作り方
では、これから作り方をご紹介します!
にんじんは丸ごと。皮や根っこにもパワーがある
私は以前、マクロビオティックを学んだのですが、野菜の皮は皮膚を丈夫にし、根っこや、根菜と葉の間の茎部分などには、ふだん食べる部分以上にパワーがあると教わりました。にんじんは皮をむかず、細い根も切り落とさずそのまま適当に切り、玉ねぎも薄皮だけむいて根っこぎりぎりまで使います。
切って、煮る
野菜がかぶるくらいの水と、塩(今日はフランス・ゲランドの塩。海の香りがして気に入っています)小さじ1くらいを加えて20分~30分、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
カンパーニュを加えて、さっと煮たらブレンダーに
適当に切ったカンパーニュ(固くなったものでもOK)を加えて軽く全体を混ぜ、2~3分煮ます。カンパーニュがスープを吸うので、足りなければ水を足して。カンパーニュを加えることで、うま味と共に、ほのかな酸味も加わります。
ブレンダーにかけ、味を見て、足りなければ塩を少々加え(味噌でもOK)、さらに混ぜます。カンパーニュにも塩気があるので、いちど全体が混ざってから味見をするのがベターです。
これで基本のポタージュは完成。「だし」を加えなくても、野菜のうま味とカンパーニュのうま味で、おだやかで深みのある味になります。また、カンパーニュのおかげで、なめらかな「とろみ」もつきます。
大人も喜ぶにんじんポタージュのアレンジはこちら!
シンプルな基本のポタージュに、ほんのひと手間かけると大人も喜ぶひと皿になります。
ガリガリ食感のベーグルクルトン
こちらは、ベーグルのクルトンを作っているところ。半分に切り、厚みを6等分くらいに薄くスライスして、ちょっと焦げるくらいしっかりめに焼いておきます。ベーグルは目の詰まった生地なので、「ガリッ」と固めのクルトンに。とろんとしたポタージュに添えて、「とろん」と「ガリガリ」を交互に味わうのもおいしいです。
オリーブオイルと挽きたてペッパーをトッピング
あかちゃんには、ブレンダーから器に移してそのまま、大人の分は器に移してから、オリーブオイルを円を描くように回しかけて、ブラックペッパーを挽き、さらにベーグルクルトンをトッピングすれば、カフェみたいな盛り付けに。今日は、余ったにんじんの葉も乗せてみました。
さらにアレンジしたいときはコレ!
沢山作ってしまって、ちょっと味を変えたいときは、
①豆乳を加えて温める
②カレー粉を少量加えて温める(少量のポタージュでカレー粉を溶いてから、全体に混ぜる)
…なんてアレンジも、おすすめです!
あかちゃんから幼児までの「食育」について思うこと
最近「食育」という言葉をよく耳にします。「健康な生活を送るために、「安心・安全」といった視点を学ぶ」ことを目的としているようですが、物事の理屈が分かる前、あかちゃんや幼児の間にも、できる食育があると思います。
私の場合は、「味覚」には、ちょっと気を付けているつもりです。濃すぎる「だし」の味、つまりアミノ酸添加の食品を避けたり、お砂糖や人工甘味料を避けたり。なるべく素材そのままの味を日々食べさせることで、人工的な味を「ちょっと違うな」と感じる感覚が育つのではないかと思います。
お肉や、しっかりめのだしの味に慣れている大人には、このポタージュは物足りなく感じるかもしれません。でも、たまには味覚をリセットするつもりで、素材の味がストレートに出るお料理、というのも良いものです。おいしいにんじんを探したくもなりますし!
ちなみに、カンパーニュを「だし」代わりに使うレシピがもう一つあります!
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