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信州移住9年目。晩夏の自家菜園と秋冬計画

パン屋の自家菜園シリーズ3回目! 枝豆やじゃがいも、いんげんも終わり、秋冬野菜と入れ替えていく途中の畑です。
この夏を振り返ると、梅雨が長く前半は日照量が少なくて、きゅうりにうどんこ病が出たり、トマトも味が薄かったり。後半は逆にまったく雨が降らず(夏の定番の夕立もほとんどなし)、水不足できゅうりがひょうたんみたいな形になってしまいました。天候って、毎年いろいろですよね。それを体感できるのも畑の楽しみのひとつ、ということで…!

目次

夏は、毎日が収穫祭!

ある日の夕食。枝豆、きゅうり、いんげん、プチトマト、じゃがいもが自家菜園のもの。ケールとかぼちゃは頂きもの。自給率の高さに自己満足(笑)。これとビールで乾杯!

初夏に、にんにく、玉ねぎ、じゃがいも収穫

今年のじゃがいもはメークイン。種芋10個で、これくらい収穫できました!

パンを焼いた後の石窯余熱で焼くと絶品でした! お塩で頂きます。残ったら素揚げにして子どもたちのおやつに。これまた美味。

初挑戦のニンニクは、そこそこの量が採れて「また来年もやろう!」ということになりました。玉ねぎは小さめ&固い芯が真ん中に残るものがあり、水不足だったのかもしれません。正解はなかなか分からないので、「かもしれない」を来シーズンに試して、収穫時に答え合わせです。

いんげんと枝豆を2~3週間かけて収穫

取れ始めたころの写真。シーズン最初は、無農薬にもかかわらず枝豆に虫がほとんどつかず「大成功!」という感じ。どうやら時期的なものらしく、この後だんだん虫食いの豆が増えていきました。品種は「湯上り娘」。
いんげんも沢山とれました! 揚げ浸しにマリネに、毎日いんげん食べてたなぁ。

自家菜園の枝豆は、枝ごと取るとまだ若いものもあり、もったいないので、熟したものからひとさやずつ収穫。蚊に刺されながら…(笑)。

プチトマトときゅうりは、1か月半くらい毎日収穫

7月末ごろのプチトマト。この時いちばん採れていました。

8月末のプチトマト。ちょっとお疲れモードですが、まだまだ採れます。

8月末のきゅうり畑。長梅雨でべと病が出たことが原因か、少し元気がありません。去年は4本の植え付けで、最盛期に1日30本も採れてしまい食べきれなかったので今年は3本に。最盛期で12~15本くらいの収穫。今年はきゅうりの値段も高いので助かっています!

プチトマトはマリネにして、じゃがいもは石窯で焼いた後、塩コショウを加え軽くつぶして、カンパーニュにのせてオープンサンドに。頂きもののバジルで作ったバジルペーストをトッピング。野菜をほとんど買わない夏。

フォカッチャに、きゅうりと自家製鶏ハムとマヨネーズで簡単サンド。子どものお弁当に。

今年は成功!とうもろこしの収穫

種を蒔くのが少し遅めだったので、8月末に収穫スタート。一昨年育てたときは、市街地にも現れるハクビシン(たぶん)に、ほとんど食べられてしまったので、今年は厳重にネットでガードしました。
虫食いがほとんどないのは、雄花が咲くとその匂いにつられてアワノメイガが来て卵を産むので、それを避けるために雄花が咲くとすぐに切り取って人工授粉したから、とのこと! (畑担当の夫情報)。たまたまかと思ったら、見えない努力があったのでした(涙)。

畑が自宅の裏なので、蒸し器を沸かしておいて収穫。もぎたては甘くておいしい! 欲を言えばもう少し熟させても良かったかな…。しっかり熟したとうもろこし、とっても美味しいので。でも熟し具合を見分けるの、けっこう難しいのです。採り頃の見立てはプロの領域だと思う。

地面すれすれからぴったりとネットでガード。なぜか南側の方が出来が良い。

収穫していたら、カマキリと目が合いました(笑)。もう成虫になってる!!

思い切って整理したラズベリー

モリモリ育って大きな藪になっていたラズベリーを、思い切ってザクザク切りました。すると、隠されていた山椒が現れました(写真右のほう)。埋もれていたミョウガも現れました…! ラズベリーは、地面から新しい芽がどんどん出てきます。また、新しい芽の方が大きくみずみずしい実をつけるので、古い枝をすべて整理して、新しい芽だけを5本くらい残しました。
真夏の炎天下で作業したのですが、「ああー!断捨離って感じ!!」と、爽快でした…(笑)

秋~冬~春の計画

8月末、すでに枝豆といんげんは収穫を終えて抜いてしまい(抜いたものは堆肥枠へ。来シーズンの肥料になります)、次の植え付けを待って耕し済み。
プチトマトときゅうり、とうもろこしも収穫を終えたら同じように抜いて耕して、秋冬野菜と、春までかけて育てるニンニクや玉ねぎを植え付けます。

10月頃、さつまいも収穫

とうもろこしの手前の、草ぼうぼう地帯が、さつまいもです。品種は去年と同じ紅あずま。去年は大豊作でしたが今年はどうかな…?

来春収穫用の、玉ねぎとにんにくを植え付け

何にでも使える玉ねぎは、だいたい300本植えれば4人家族で1年持つ、と分かったので、この秋もそれくらい植え付ける予定。にんにくはひと畝分くらいあれば、今のところは十分そうです。

冬に活躍する、大根、にんじん、青菜類の植え付け

2020年秋~冬~春は、こんな感じで。小松菜とほうれん草の虫よけに、にんじんを間に植えてみるそうです(コンパニオンプランツ)。
おでんにしたいので、大根は多めがいいなぁ。春菊はサラダでも食べられるものがいい。長ネギは子どもたちが食べないから減らそう…。などなど、話し合って植え付け計画。

「子どもたちになるべく無農薬野菜を食べさせたい」というところからスタートした自家菜園ですが、一年ごとに少しずつ経験値が上がるのも楽しいし、収穫も楽しいし、無農薬の畑なので虫も沢山いるし(子どもたちの遊び相手)、やめられません~! また、続編も書いていきたいと思います。

本業はパン屋。この畑から5分ほどのところに店があり、長野県産小麦でパンを焼いています。お取り寄せもできますのでぜひ!

https://vegan.bagelya-haru.shop/

地元の無農薬小麦を地元のみんなで頂こうという計画「KOMUGI365」も進行中。こちらもよろしければご覧ください!

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