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よいパンの3条件。
よい小麦を使う。
よく分解されている。
よく焼けている。

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石窯─富士山溶岩窯のこと

パンの歴史は、約4400年前までにもさかのぼるそうです。その頃からおそらくは、パンは薪窯で焼かれていたのではないかと思います。薪窯とは、薪を燃やして石窯を加熱し、その輻射熱で焼く窯です。

今でもヨーロッパでは薪窯で焼くパン屋があり、日本にも数は少ないながら薪窯パン屋が存在します。

ハルも実は薪窯作りを検討したのですが、スペースの問題、時間の問題などなどを考えて案を練っていたところに「富士山溶岩窯」との出会いがあり、溶岩窯を選ぶこととなりました。

薪窯には、耐火レンガを使いますが、溶岩には、おそらく耐火レンガ以上の蓄熱力があります。また、薪窯だと薪の確保が大変ですが(自宅は薪ストーブなのでよく知っています)、石窯の熱源は電気なので、薪の確保や管理にあてる時間をパン作りに使うことができます。

溶岩石の窯で、皮はパリッと、中はしっとりもちもちのパンに。

輻射熱で焼く、というのはどういうことかというと、溶岩石を温めると遠赤外線が発生し、それがパン生地に直接伝わって焼けるのです。

高温短時間で内部まで焼き切ることができ、蒸気も入れて焼くので、焼くときに生地から失われる水分が最小限となり、表面はぱりっと、中はしっとりとしたパンが焼き上がります。

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